仕事が早い人の特徴

頼むとすぐに成果物が出てくる仕事が早い人は、どんなスキルを持ち合わせているのか気になるところです。今回は、仕事が遅いと悩む方が参考になる、仕事が早い人の特徴についてお話します。

仕事が早い人の特徴

仕事が早い人は、さまざまなスキルを持っているということも関係しますが、それ以外にも数多くの特徴を持ち合わせています。ここでは、仕事が遅いと悩む人が参考になる、仕事が早い人の特徴についてお話します。

常に仕事のアップデートをしている

単発の仕事、継続の仕事どちらにも共通するのは、納品したらそれで終わりではないということです。

継続案件ならもちろんのことですが、以降の仕事に活かすためにも、納品した仕事の改善点がないかを考えることが大事です。

仕事が早い人は、ちょっとした空き時間でも仕事の効率化について考えています。そのときに考えているのは、時間の短縮はもちろんですが、仕入れた情報の整理の仕方や利用方法について考えています。

そうやって常に仕事のやり方や情報のまとめ方、情報のある場所などのアップデートをしているので、仕事の依頼から納品までの時間が短くなります。

使えるリソースを知っている

想像してみてほしいのですが、大量の受注後データから自分がほしい情報を取り出そうと考えたときにどういう方法を使うでしょうか。多くの方は、システム部やエクセルが得意な方にオーダーすることでしょう。

一方、ある程度エクセルを使える方であれば、関数やフィルタを駆使して望むデータを作ってしまいます。

このように問題に直面したときに、それを解決するリソースがどこにあるかを知っていることも、仕事が早い人の特徴の1つです。

「誰がやったか」ではなく「どうすれば早く納品できるか」を考えているので、使えるリソースはフルに活用しようとしますし、いざというときのために、日頃からコミュニケーションを取って関係構築もしています。

精度とスピードはトレードオフ

仕事が早くても間違いの多い仕事では、信頼は得られません。仕事が早い人も完璧な形で納品できることはなく、精度とスピードはトレードオフだと思っています。精度を求めるならスピードは落ち、スピードを上げれば精度は落ちます。

次項で詳細を述べますが、多少精度が落ちていても「オーダーした方の希望と大きくズレていなければ」納品しても問題にはなりません。早く出すことで、成果物のイメージの確認もでき、修正も対応できます。

問題になるのは、時間がかかった上に希望のものと違ったときです。納期ギリギリの場合、修正対応もそれほどできないことが多いので、仕事に対するイメージは最悪です。

相手が何を望んでいるか考えている

仕事が早い人は、相手が望むものを瞬時に認識し、話をしながらその仕事の進め方を考えています。

そのため、相手との打ち合わせが終わったらすぐに仕事を始められます。さまざまなスキルの中でもこのスキルは最強の武器になります。

ただ、すべての仕事でそうできるわけではないため、一旦ラフな感じで作成したものを納品して、イメージのすり合わせをするなど、できるだけ後戻り工程をなくすようにスケジューリングします。

日頃の意識と積み重ねが大事

今回は、仕事が早い人の特徴についてお話しました。

仕事が早い人は、スキルが高いことももちろんですが、それ以上に飽くなき探究心や段取力が高いことが特徴です。なかでも相手が何を望んでいるかを認識できる能力は最大の武器と言えます。

打ち合わせ時のやり取りの回数減らすことで、早く仕事に取りかかれることで、作業にも余裕をもたせることができます。それでも納品は早めにされるので、成果物を見ながらのすり合わせも可能となります。

ただし、精度は完璧ではないこともあります。そんなときは、次回完璧にできるように工程の見直しややり取りの精度を上げるなど、常にアップデートをしています。

本人は苦もなくやっていますが、このような地道な積み重ねがあるからこそ、いざというときにすぐに対応できるのです。