初めての取引先との打ち合わせの場や接待、新生活のスタートなど新たな人付き合いを始める場面はたくさん訪れます。たくさんの人と話をしたい、交遊の輪を広げたいなど期待する気持ちがある反面、実際には実行できないという方もいると思います。今回は、人付き合いが苦手な方に社交性を身につけるポイント紹介します。
なぜ、社交性を身につけるのか
人付き合いをするうえで重要なスキルといわれているのが「社交性」。社交性とは、他の人と相互交流することとブリタニカ国際百科事典に書かれています。
簡単に言うと「お互いに居心地のいい関係を築くこと」といいかえられますが、お互いにというところがポイントです。自分からどんどん話しかけることも社交性の一部といえますが、相手のことを考えずにただ、自分の気持ちをぶつけるだけでは本来の「社交性」ではないといえます。
社交性を身につけている人の特徴
社交性を身につけている人の特徴として挙げられるのは、「聞き上手」だということ。自分からどんどん話しかけることではないということです。ただし、きっかけとして自分から行動することは必要な場面はあります。
では、なぜ「聞き上手」が社交性を身につけているかということですが、人間の心理も影響します。人は自分のことを誰かに話したいと思っています。特に新しい人との交流の際は、自分を知ってもらおうといつもよりたくさん話します。
そんなときに同様に自分も自分のことを話したらどうなるでしょうか。おそらく「この人は話を聞いてくれない人だ」「この人は自分の話ばかりしている人だ」となります。
逆に、適度に質問しながら話を聞いていると、話している相手は「この人はちゃんと話を聞いてくれている人だ」となります。内容はさておき、周りには「仲良く話している人たち」と映ることでしょう。そうなると自分から話しかけなくても人は自然と集まってきます。
社交性を身につけたときのメリット
ここでいう社交性を身につけたときのメリットとして挙げられるのは、自分からどんどん話しかけることなくある程度の人と話ができるようになるということです。
ある程度というのは、周りにいる人という意味です。より多くの人と話したい場合には、自分から出かけていく勇気が必要となります。
社交性を身につけるために必要なこと
社交性を身につけるためには、さまざまな趣味や仕事の人に対応できるようにするために多くの教養を身に着けておく必要があります。そして、最も重要なことが「我慢」することです。
自分の話をしたい、相手の話を聞きたくないという気持ちをいかに抑えるかが重要です。
「聞き上手」は意外と難しい
ところで、聞き上手は誰でもなれるかというと意外と簡単ではありません。そもそも話している相手の話を聞いていないと質問できませんし、興味がなければ話は続きません。
そうなると「聞き上手」な人は、人が好きなのかもしれません。「この人はどんなことを考えているのか」「なぜ、そんなことをいうのか」など一挙手一投足に興味津々。
社交性を身につけるためのポイント
社交性を身に着けるポイントは「聞き上手」とお話しました。
ポイントまとめると
- 社交性を身につけるためには「聞き上手」になること
- 「聞き上手」は人が好きな人がなれるもの
- 人を好きになるには自分も好きになること
- 自分を好きになるには、いいところも悪いところも認めてあげること
となります。
「聞き上手」になって社交性を身につけて、活動の場を広げてみませんか。