身近な存在からまったく知らない人でも自分以外の人を変えたいと思うことは多々あります。ただ、果たしてそれがやるべきことなのかどうか。今回は、人を変えたいと思っている人に向けてお話したいと思います。
なぜ、変えたいのかを考えてみる
会社や学校など他人とかかわる場所はたくさんありますが、その中にはこうすればそんな気にならないんだけどなという人がいると思います。そのときあなたはどう考えますか。多くの人は、その人の目につくところを直そうとします。
ただ、実際のところそう簡単な話ではなく、結果的に諦めることが多いのではないでしょうか。では、そもそもなぜ変えたいと思ったのか。人のためなのか自分のためなのか、その人のためなのか。
理由はいろいろありますが、まずはなぜ直したほうがいいのかという根本を考えてみることです。突き詰めていくと意外と自分の押しつけだったということはあるものです。
変える方法はあるのか
変えたい理由がわかりそれでも変えたほうがいいと思ったときにそれを変える方法があるのかを考えてみましょう。直したい内容によって方法は変わりますが、ポイントは、誰が主体となってするのか。
極端な例になりますが、歩きスマホがなくならないのは、気を付けていれば他人に迷惑をかけないし危なくないと思っているから。他人に迷惑だから危ないからという理由で説得しようとしても本人に自覚がないので徒労に終わります。
では、変える方法はないのかというと簡単に変えるのは罰則を設けること。歩きスマホをすると罰金〇〇円となれば減るでしょう。ただし、0にはなりません。やはりばれなきゃいいという人が出てきます。
こうなると方法は強硬手段くらいしか残されていませんが、それはそれでなかなか難しいことです。
自分が変わるという選択も
ちょっと見方を変えて自分が変わるという方法もあります。先ほどの歩きスマホを例にとると、歩きスマホをする人を責めるのではなく、スマホのキャリアに、歩いているときは見れないようにするよう働き掛けるなどが挙げられます。
批判だけでは何も生み出されないので、もう一歩進んでこうすればどうだろうかという改善案を考えてみたり、根本的な改善ができないかと考えたりするなど、自分の見方を変えてみることも大事です。
自分が変わることは言うほど簡単じゃないけど他人を変えるよりは楽
人を変える難しさは誰しもよくわかっていると思います。変わらないことに気を揉んで時間を割くなら自分が変わって違う見方をすることに時間を使うという方法も有効です。
ただし、自分のことなので人のせいにはできないことは言うまでもありません。