簡単にはいかないノウハウの伝え方

ある程度仕事をしてくると身についてくる仕事のノウハウ。同じ仕事をしていても仕事のやり方は全く異なります。早く完了させる人やより成果を上げる人はどんな仕事の仕方をしているのか。今回はノウハウやノウハウの引継ぎについてお話します。

ノウハウとは

よく耳にするノウハウという言葉。Wikipediaでは、

ノウハウ (know-how) とは、手続き的知識全般を意味する言葉であるが、本項においては知的財産のひとつとして扱われるノウハウについて取り扱う。他の知的財産である特許や意匠のような登録制度はないが、知的財産権の一つとして考えられている。ノウハウは、技術秘訣と訳される場合もあるが稀であり、通常はそのままノウハウと呼ぶ。

と書かれているのですが、企業にしろ個人にしろ、経年によって培われてきた知識のことと考えていいのではないでしょうか。ただ、そうなると新入社員にはノウハウはないのか?ということになりますが、残念ながらそういうことになります。

新入社員のうちにやらなければいけないことは下記の通りです。

  1. とにかくたくさんの仕事をして、たくさん経験すること
  2. 失敗もするでしょうが、その経験から必ず学ぶこと

経験すればしただけ、ノウハウはどんどん蓄積します。

やっぱり時間はかかるもの

経験を積んで、ノウハウを蓄積したら、誰かに自分の持っているノウハウを人に伝えようとしてもすぐに伝えられるものではありません。ノウハウにもよりますが、段取りの仕方や謝罪の仕方、話し方などを伝えることもノウハウを伝えることに当たります。

では、なぜ伝えなければならないのか。たとえば、あなたが何年もかけて身につけたことを同じように身につけるには、何年もかけなければなりません。

また、同じような経験ができるとは限らないので、知識の習得は、良くも悪くもその人の価値観に左右されます。あなたが今まで悩んだことや気がついたことを伝えることで、伝えられたほうは、身につける時間を短縮できます。

同じように悩めなんて言う意地悪は言わないように。

人に伝えるとさらに成長できる

自分が身につけたことを人に教えることで教えられた人だけではなく、自分もまた勉強できます。意地悪せずにできるだけたくさんのことを引き継ぎましょう。