ストレスがあることを把握できても自分で解消するのはかなり難しいものです。時間が解決してくれれば良いのですが、そう簡単にはいかないケースも出てきます。
今回は、ストレスを自分で解消する方法のひとつ「ストレスセルフマネージメント法」についてお話します。
ストレスを可視化して自己理解を深めるのが「ストレスセルフマネージメント法」
過度なストレスを感じたときにとりがちな解消方法のひとつが、ひたすらストレスが解消されるのを待つことです。ただ、時間に解決を委ねてしまうと、さらに症状を悪化させることもあります。
そこで、下記のことを文字で可視化しておいて、ストレスを感じたときにどう対処するのかの参考とします。
- 何にストレスを感じているのか
- どうやったら解消されるのか
これらは、過去にストレスを感じたときのことを思い出して書き記しておきます。そうすることで、今はストレスを感じているのか、ストレスを感じているなら何をしなければならないのかが明確になります。
日頃からこおろを癒やす方法を意識しておくことが大事
ストレスを感じました、では、心の癒やしをおこないます、では、間に合わないことも出てきます。そのため、日頃からストレスを解消する方法(心を癒やす方法)を意識しておくことが大事です。
自分なりの心を癒やす方法なので、誰かに言う必要もなければ、誰かに許可をもらう必要もありません。自分のタイミングでいつでも実践すれば良いのです。
ストレスセルフマネージメント法で可視化しておく内容
ストレスセルフマネージメント法で可視化しておくことは下記のとおりです。
- 過去にストレスを感じたときの気分
- そのときに起こした行動
- その結果どうなったか
- 自分が心を癒やされる身近で簡単に行ける場所
- 何をしているときに心が癒やされるか
- 普段心が休まるときはどんなときか
- 簡単にできる好きなことは何か
- 誰といると心が安らぐか
上から3つは、過去経験から自分がストレスを感じたときにどう対処するのかを可視化しています。4つ目以降は、ストレスの解消方法を可視化しています。
過去の自分の行動は見たくもないし考えたくもないと思っている方も多いと思いますが、解消できた、解消できなかった両方のことが参考になります。なぜなら、解消できたなら実践できますし、解消できなかったのなら、同じことを繰り返さないようにできるからです。