カウンセリングのほんとうの意味

日本ではまだ馴染みのないカウンセリングですが、海外では生活にかなり密着した存在となっています。今回は、カウンセリングについてお話します。

カウンセリングは身近なもの

カウンセリングと聞くと、多くの日本人は治療や診察という心療内科のようなイメージを持つのではないでしょうか。

カウンセリングは、子供が今日あったことを親に話すとくや女性が男性に会った時に今まで何があったかを話すとき、男性が学生時代の友人に会った時に思い出話をするときなど、話したいことを話す時間のことです。

そう考えるとずいぶん身近に感じてもらえると思いますが、カウンセリングは本来生活に密着した身近な存在であると言うことです。

カウンセリングで出来ること

心理カウンセラーが行うカウンセリングは、クライアントの思考や記憶、気持ちを整理することを目的として行われます。

カウンセラーは、クライアントにさまざまなことを話してもらうことから始めます。その際に、スムーズに話せる雰囲気づくりや聞き出す方法、聞いた話をまとめる専門的なスキルを習得しています。

ところで治療ではないという話をしたのには理由があります。多くのカウンセラーは、医師の資格を持っていません。医師の資格を持っていないので、治療行為ができないのです。

カウンセリングで話すこと

カウンセリングで話すことに特に制約はないので、恋愛相談や仕事の悩み、人間関係の悩みなど自分が気になっていることを話せます。

例えば、人間関係の悩みの場合なら、どういうことで悩んでいて、関係をどうしたいのかについて話してもらいます。話をしながら、一緒に課題を見つけ、どうすれば解決できるかを話し合っていきます。

カウンセラーの立ち位置

カウンセラーは、医師の資格を持っていないという話をしましたが、そうなるとカウンセラーの立ち位置がどうなるのかが気になるところだと思います。

カウンセラーは、クライアントが自ら課題を発見し、適切な方法を導き出し、自分で解決できるようにサポートする立場です。

その理由は、常にクライアントのそばにいることができないからです。そのため、クライアント自ら課題を解決する力をつけてほしいと願っています。