自分軸は他の人にとってはわがままなのか。自分軸を考えると必ず陥る思考です。今回は、自分軸とわがままの決定的な違いについてお話しします。
自分軸とわがままの違い
そもそも自分軸とわがままは何が違うのか。ここでは、自分軸とわがままについてお話しします。
自分本位か他人本位か
自分軸とわがままの違い1つ目は、自分本位か他人本位かというものです。自分本位とは、自分を中心に考えること、他人本位とは他人を中心に考えることです。
自分本位は、自分を中心に考えるので自己中心的なわがままと捉えられがちですが、自分の考えや思いが明確になっているので、そう捉えられがちです。
一方の他人本位は、自分の意見はなく、人の意見に左右されます。そのため、さっきまでは賛同していたのに手のひらを返して反対に回ることもあります。
このように一見すると自分本位の方がわがままと見えますが、一貫性なくコロコロと変わる他人本位の方がわがままといえます。
自覚があるか自覚がないか
自分軸とわがままの違い2つ目は、自覚があるか自覚がないかというものです。自分はわがままじゃないかと思っているなら少なくともわがままではないと言えます。
自分がわがままじゃないかと思っているということは、他人に対してそう見えない言動をしようと心がけます。
一方、自覚していない人は、自分の言動が他の人にとってよく思われてないと思っていないません。
そのため、言動を治すことを考えることはありません。
同調を求めるか同調を求めないか
自分軸とわがままの違い3つ目は、同調を求めるか同調を求めないかというものです。わがままな人は他人の目が気になるので、自分を正当化するために同調を求めます。
一方、自分軸を持っている人は、他の人の意見で左右されないので、他人の目が気になることもなく、同調を求めることもありません。
自分本位とわがままの違いは
今回は、自分軸とわがままの決定的な違いについてお話ししました。
自分本位は一見するとわがままと捉えられがちですが、根本は似て非なるものです。最も違うことは、自分本位な人は、自分の考えを持っているのでいい悪いがはっきりしているのに対し、わがままな人はそのときそのときで変わるというものです。
人当たりはわがままな人の方が話を合わせるのでいいのですが、実は最も人を振り回す存在でもあります。