人生の指針の意味と考え方!自身の過去の言動を見返すことが重要かも

人生の指針と聞いてすぐに答えられる人はそうはいません。ただ、漠然とした思いとしては抱えているものです。では、人生の指針を持つ意味は何でしょうか。今回は、人生の指針についてお話します。

人生の指針の意味

人生の指針とは、自分の人生を生きる中で必要な道案内の地図や案内標識のようなものです。ただ、地図の見方を誤ると目的地に到着しないように、人生の指針も見誤ると自分が思ったようにならなくなります。ここでは、人生の指針の意味についてお話します。

案内標識とおなじもの

不慣れな土地にいったときに役立つのが、道路や立て看板に書かれた案内図です。これは、道に迷ったときも同様で、自分の今いる場所と自分のいきたい場所を見比べてどの方角に行けば良いのかを探ります。

人生においても同じことが言えます。「この仕事でいいんだろうか」「この人と付き合ってて良いんだろうか」など、さまざまな迷いが生じるとき、ひとつの目印のようなものがあると安心します。

この目印が人生の指針となります。人生の指針は、生きる上での自分の志のようなものです。志とは、自分はどう生きたいのか、自分はどんな人になりたいのかを言葉にしたものです。

また、人生の指針は、今から死ぬまでの自分の生き方や人物像を言葉にしていることから、頻繁に変えるもの(変えられるもの)ではありません。

人生の目標の立て方

前述で人生の指針とは、自分はどう生きるのか、どんな人になりたいのかということだとお話しましたが、そのことがそのまま人生の目標になります。

目標なので、内容に制約はありませんが、努力すれば達成できる目標にしておかないと、机上の空論で終わってしまいます。

人生の指針を考えるときに大事なのは下記の2つです。

  • 今までどう生きてきたか
  • これからどう生きたいか

この2つを考えることで、自分の思いと行動のギャップに気づき、これからの人生における指針を立てやすくなります。

生きる理由

生きる理由とは、生きがいとも言います。生きがいがあるから何としても生きようとしますし、生きがいを感じるから人生を楽しむことができます。

そう考えると人生の指針は、自分の生きがいになるものと言えます。そのため、今までどう生きてきたかが重要になります。

人を楽しませたい、○○を変えたいという行動のもととなった考え方を整理することで、自分が今まで何のために生きてきたかを知ることができます。

そして、これから自分がどうありたいかを照らし合わせたときに、合致していればそれがそのまま人生の指針になり、合致しない場合は、何が変わったのかを知らなければなりません。

こうして人生の指針は形作られていき、迷ったときのよりどころとなり、人生の指針として進むべき方向へ導いてくれます。

今までの自分の人生を思い返せばヒントが見つかる

今回は、人生の指針についてお話しました。

人生の指針と聞いてもピンとこない人も、生きがいと聞くとイメージしやすいと思います。人は生きがいを感じるからこそ生きることを選びますし、喜びも感じます。

人生の指針が見つからないと悩んでいるときは、今までどう生きてきたかをじっくりと思い返してみてください。そうするとどう生きていけば良いのかのヒントが見つかります。