予想外の出来事にも平然と対応できるなど感情をコントロールできる人を見ると感心してしまいます。。今回は、アンガーマネジメントとも言われる感情をコントロールする方法についてお話します。
感情のコントロールができない人とは
感情のままに言葉を吐き出してしまい後悔したことがある方は多いのではないでしょうか。後悔はするもののいざとなると感情がコントロールできず言わなくてもいい一言を発してしまい、気まずくなるというのはありがちな失敗です。
ところで、そもそもなぜこのような失敗をするのでしょうか。原因の多くは、気持ちに余裕がないことです。期限ぎりぎりのときや出かける直前など特に時間を気にしているときに声をかけられる場合に発生します。
ほかには、ストレスが溜まっているときや考え事をしていて頭が切り替わっていないときなども多く発生します。
逆に言うと、心に余裕を持たせられれば感情のコントロールはできるとも言えます。時間に余裕をもって、前もって準備してといわれる理由はこの辺にあるのかもしれません。
感情のコントロールができないこどもが増加
ニュースでも取り上げられている授業中にふらふらと歩き回るこどもや先生や友達にちょっかいを出して対応が気に入らないとすぐキレるこどもなど我慢ができない子供が増えているといいます。
原因はというと、ストレスとのこと。愛情を感じないや思い通りにならないことの積み重ねから爆発するというものです。こどものことは愛しているという方は多いと思いますが、肝心なのはこどもが満たされているかどうか。
こういう話をしているとおとなにも当てはまります。話も聞いているしプレゼントも買ってるからと満足している男性と話を聞いたりプレゼントももちろんのことですが、最も大事なのが自分のことだけを見ていてくれていると思いたい女性のギャップ。男女間は永遠のテーマなんです。
感情のコントロールに重要な役割を果たす脳
感情のコントロールをつかさどるのは脳のなかでも前頭葉だといわれています。この前頭葉の働きが弱いと感情をコントロールすことができなくなります。原因は、発達障害など病気の場合を除いて、多くは生活習慣です。
休日は、いつもだらだらと過ごしていたり、食生活が偏っていたりすることで脳が考えることをやめてしまい、活性化しなくなるためです。
感情のコントロールができないのは病気の可能性も
前項で少し触れましたが、感情がコントロールできない原因のひとつに、発達障害というものがあります。
簡単ことを忘れてしまったり、話したいことをまとめられないなどの症状が出ている場合は、専門医で受診したほうがいいかもしれません。
感情をコントロールする方法とは
感情をコントロールするためには、気持ちに余裕を持たせて、ストレスをなくすことが大事です。気持ちに余裕を持たせるためには、時間よりも早めに行動するなどできるだけ余裕を持って行動することが大事です。
ストレスの場合は、ちょっと厄介です。現代社会は、ストレス社会ともいわれているので、ストレスをなくすことに注力するより、ストレスを発散する方法に注力するほうがうまくいきます。
薬で感情のコントロールをする
いらいらや憂鬱な感情を緩和するためにはセロトニンという神経伝達物質の分泌が欠かせません。
このセロトニンは、太陽の光を浴びることで生成されるようになりますが、難しい場合は、専門医に処方してもらうのもひとつです。ちなみに、セロトニンの分泌が悪いと不安障害やうつを引き起こす場合もあります。
感情のコントロールをしたいときに読む本:感情をコントロールする力(著)和田 秀樹
感情のコントロールは、「ものの見方と行動を抑えること」といい、ものの見方は感情によってどのようにでも変えられるなど相関関係にあると書かれています。
日常生活で起こり得ることを引用してわかりやすく解説しているので読みやすい本となっています。
感情をコントロールするためには意識を変えることから
感情のコントロールというと難しく感じていたも多いと思いますが、実はちょっとした心がけで対処できることがほとんどです。
ただし、そのちょっとしたことをしないために取り返しのつかない状況を招いているのが現実です。まずは、現状の生活習慣や時間に対する意識から変えてみてはいかがでしょうか。